これが日本の現状。やっぱり貧乏人は死ぬしかないのか!

 今月10日、北九州市小倉北区でまた、生活保護を打ち切られた52歳の男性が死後約1ヶ月たって見つかった。北九州市保護課は生活保護の辞退届は本人が自発的に出したといっているが、男性の日記には「働けないのに働けと言われた」と記してあったと言うから、男性は北九州市から暗に生活保護費の支給を辞退するよう圧力を受けたと言うことだろう。

 男性はタクシーの運転手をしていたらしいが、近所の住民に「肝硬変になり、内臓にも潰瘍が見つかってつらい」と話していたと言う。当人が辛いといって、実際に亡くなっているのだから、本当に辛かったのだろう。北九州市では直近の生活保護がらみの死亡事件はこれで3件目である。北橋市長に代わって生活保護行政の検証委員会を設置し、改善策を検討しているらしいが、何も変わっていないではないか

 男性は6月上旬の日記、多分亡くなる前に「おにぎり食べたい」と書いていたという。この日本で「おにぎり食べたい」と言いながら亡くなる人が現在でもいるのであるアフリカや東南アジアの貧しい国ではなく、この日本においてである

 この実態がアメリカの言いなりになって小泉や安倍が進めてきたグローバル化や市場原理主義の結論なのである。

 年金問題で自分の年金履歴と将来もらえる年金額を試算した。65歳からもらえる年金は年間150万チョイこれでどうやって老後を過ごせというのか。自分の貰ってきた給料、標準報酬月額はそれ程少ないと思っていないが、それでこの金額。まあ、就職したのが遅かったので学生時代に国民年金を払っていないが。現在、定職に付けない人や低賃金で働いている人、フリーターとか、国民年金も払ってない人はどうなるの?貧乏人は死ぬしかないの?

 私は政治化が嘘やきれいごとを言うのが最も嫌いである。国民年金しか掛けてなくて月に5〜6万貰ってもどうしようもないだろう。貧乏人死ねというなら、はっきり言ったらいいだろう。生活保護費で日本が破綻しますと。老後の貧乏は若い時のあなたの責任ですと。だから自己責任で黙って死んでくださいと。

 もう直ぐ参議院選挙のようだけど、自民公明が勝つようだと、国民も責任を取らねばならない。貧乏は自己責任であり、何かあっても社会に迷惑を掛けずに黙って死んでいきますと。

 これが先進国日本の実態である正にペットよりも惨めな日本の労働者達よ

(2007年7月12日記)

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